2012年1月11日水曜日

現代教育科学2012年2月号が発刊になりました。

 現代教育科学2012年2月号が発刊になりました。
今回いただいたテーマは,
「〈私の教師生活信条〉何をこそ畏れ・何は許容範囲としてきたか  子どもとの関係=畏れと許容範囲/八巻寛治」でした。本当に私で良いのか疑問でしたが,樋口編集長の編集後記を読んで,この号の意味するものが分かりました。
声をかけていただけたことに感謝すると共に,今後の教育情報の有り様について,このような素晴らしい書籍がなくなることに,不安を隠し得ません。時代の流れとは言え…。
 
現代教育科学 2012年2月号
“悔いのない教師生活”支える思想と行動
定価: 860円(税込)
ジャンル:教育学一般
刊行:2012年1月6日
対象:小・中
仕様:A5判 115頁
目次
もくじの詳細表示

特集 “悔いのない教師生活”支える思想と行動

自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/有本 昌弘
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/香西 秀信
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/荒木 紀幸
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/福井 秀夫
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/安野 功
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/原田 智仁
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/児玉 康弘
自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント/天笠 茂

今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」/野口 克海
今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」/甲本 卓司
今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」/野口 芳宏
今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」/槇田 健
今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」/土井 謙次

これだけは“ダンコ拒否”した私の教育信条
国語科教師としての「拒否」はここだ/白石 範孝
国語科教師としての「拒否」はここだ/福嶋 隆史
社会科教師としての「拒否」はここだ/篠塚 明彦
社会科教師としての「拒否」はここだ/谷 和樹
算数科教師としての「拒否」はここだ/木村 重夫
算数科教師としての「拒否」はここだ/尾﨑 正彦
理科教師としての「拒否」はここだ/左巻 健男
理科教師としての「拒否」はここだ/佐々木 昭弘
音楽教師としての「拒否」はここだ/飯田 清美
図工教師としての「拒否」はここだ/酒井 臣吾
体育教師としての「拒否」はここだ/根本 正雄
道徳教師としての「拒否」はここだ/河田 孝文
障害児教育教師としての「拒否」はここだ/伊藤 寛晃
あの時代背景があったとしても―「悔いのない教師生活?と聞かれたら」
法則化と共に歩んだ私の教師生活/伴 一孝
全生研と共に歩んだ私の教師生活/大和久 勝
解放研と共に歩んだ私の教師生活/松下 一世
初志の会と共に歩んだ私の教師生活/藤井 千春
日生連と共に歩んだ私の教師生活/金森 俊朗

〈私の教師生活信条〉何をこそ畏れ・何は許容範囲としてきたか
職場での立ち位置=畏れと許容範囲/加藤 明
親とのあつれき=畏れと許容範囲/向山 行雄
子どもとの関係=畏れと許容範囲/八巻 寛治
先輩後輩の関係=畏れと許容範囲/有田 和正
仕事と家庭生活=畏れと許容範囲/深谷 和子

この年代の教師生活=ここが大事の10か条
20代・後悔しない教師生活の10か条/長谷川 博之
20代・後悔しない教師生活の10か条/千葉 雄二
30代・後悔しない教師生活の10か条/小貫 義智
30代・後悔しない教師生活の10か条/本宮 武憲
40代・後悔しない教師生活の10か条/太田 聡美
40代・後悔しない教師生活の10か条/池田 操
教師生活・私の生き方モデルは「この人」/山田 隆弘
教師生活・私の生き方モデルは「この人」/長野 藤夫
教師生活・私の生き方モデルは「この人」/柳澤 一輝
教師生活・私の生き方モデルは「この人」/吉川 廣二
教師生活・私の生き方モデルは「この人」/赤木 雅美

こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで/渡辺 大祐
こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで/宮﨑 俊哉
こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで/許 鍾萬
こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで/岩切 洋一
こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで/瀧沢 広人
「教えて考えさせる授業」をめぐって (第11回)
「教えて考えさせる授業」実践校の成果と課題/市川 伸一
若い教師への期待 (第11回)
授業の腕をあげるために授業の原則十箇条を活用する/大森 修
教師の読み書き (第11回)
語用論が必要だ 2/宇佐美 寛
TOSS流・学校づくり論 (第11回)
日本の教育雑誌だった本誌の終刊を迎えて/向山 洋一
「公意識教育」のあり方を問う (第11回)
「公意識教育」の争点(その4)/長尾 彰夫~「新しい公共」との接点はどこに~
編集後記/樋口 雅子
編集後記
○…「一生、警察のお世話にならない人もいるけど、先生と関係がない人生はない」といわれます。
 それだけ、誰にとっても身近かな職業なわけですから、小説やテレビの主人公としてもよく取り上げられます。
 硬派でいえば、藤村の「破戒」の主人公、同じ明治期の「坊っちゃん」をはじめとして、教科書にも取り上げられる「最後の授業」のような教師像も記憶に残る存在かと思います。
 最近では金八先生やゴクセンなども話題をよびました。
 何しろ、テレビ業界では、テーマが払底してくると先生モノにするとよい―という伝説まであるようです。
 もちろん、いくら生徒に人気があるからといって、学校の置かれた状況を無視?したドラマの主人公のごとき行動が出来るわけもないのは当然のことです。 
 が、そうかといって、日常の業務をこなすだけの教師業でいいのか―というと当然、そんなことでいいはずはない―となること必定です。
 やはり教師という職業の魅力は、すべからく、研究的課題をもっていないと成長期の児童生徒の指導が出来ないというあたりにもあるのではないかと思います。
 本号は、そんな姿勢で仕事に邁進してこられた先生方に、教科教育のなかでの研究方向の見定めなどを含め、〈信念をもって教職生活を送る〉土台を支えた、その思想と行動をご紹介いただきました。
○…小誌編集長を53年間の長きにわたり担当してきた江部満氏が、その世界での世界一認定で超有名なギネスから〈教育雑誌の編集長を世界一長く務めた〉ということで認定されました。
 またそのことが、11月23日の朝日新聞のコラムとして、かなり目立つカコミ記事で紹介され、江部先輩のところには川口市長から感謝状を持っての表敬訪問があったとのことでした。
 それにしても、小誌のように教育界全体を視界に入れた月刊誌の役割は“ご意見番”ともいえるそれなりの役割を果たしてきたのだと改めて、メタ認知している昨今です。
 これもひとえに愛読して下さった読者、お書き下さった諸先生のお力添えのことと改めて深く感謝申しあげます。

(樋口 雅子)

0 件のコメント:

コメントを投稿